明治末期の電車草創期の市電(京都N電、大阪市電二階電車)をつくりました。
これも、WAVEのアクリルケースL(280mm×113mm)がベースサイズです。
GMの建物キット「入母屋屋根」の切り継ぎです。
GMの建物キット「切妻屋根」改造です。
こちらは「大阪市電二階電車」で、同じくプラモデルより採寸し、スクラッチ。
ほぼ1/135スケール。
動力は津川洋行のナロー用のもの。
大阪市電5型 1903年(明治36年)~
大阪市電二階電車の古写真を見ると、トロリーポールが取り付けられている場所も、いろいろあるようです。
参考文献
絵葉書「大阪市電創業当時ノ二階付電車」
絵葉書「大阪ニ階附電車」
京都市電1型、7枚窓の短尺車。
側板(窓枠)はGMの「東京都電6000系キット」から。
あとはほぼケント紙で作りました。
MODEMOのプラモデル「1/45京都市電」より採寸。
プラモデルのパーツを30%縮小コピーするとちょうどよく、1/135スケールです。
動力は、GMの「旧型ブリル台車」のモーターと動力台車を使用。
運転台に乗っている少年はプラ棒を削って作りました。いわゆる「先走り」の少年で、電車の進行方向に危険があると、降りて走っていき、「電車がきまっせ、あぶのおっせ」と叫んで危険を知らせたそうです。その過酷な労働条件から、子供を諌めるとき、「先走りにやるぞ」といって言うことをきかせたそうです。
小学館「日本の総理14 伊藤博文」に初期の京都市電の記事が掲載されていました。
1904年(明治37年)に試験走行した、国産初の蒸気バス、「山羽式蒸気動車」を作ってみました。
牛車(大八車)
建物のウェザリングは、パステルをカッターで削って、その粉を筆でこすりつけた後、パステル定着用の「フィキサチーフ」や「艶消し水性クリアー」でコーティングしたものです。
「アサヒビール」「東京ビール」「沢の鶴」看板は古写真から再現。
RM MODELS 93号(2003年5月号)掲載