TBSテレビからオファーがあり、本ラケットコレクションより貸し出されたラケットが、再現ドラマやスタジオで使用されました。
2016年9月3日放映 TBS「ものづくり日本の奇跡」
明治40年~大正7年ごろ
第3回全国バドミントン選手権大会ポスター
1950年(昭和25年)
(現:全日本総合バドミントン選手権大会)
一般男子シングルス 優勝 岡 淳一(神奈川)
一般女子シングルス 優勝 吉田とよ子(神奈川)
ベテランシングルス 優勝 奈良岡健三(北海道)
一般男子ダブルス 優勝 岡 淳一/相馬 万吉(神奈川)
一般女子ダブルス 優勝 吉田とよ子/田村知江子(神奈川)
混合ダブルス 優勝 山田 康久/田村知江子(東京)
ジュニア男子ダブルス 優勝 岡 道明/村松 弘喬(神奈川)
ベテランダブルス 優勝 広田 兼敏/兵藤 昌彦(神奈川)
「ベテラン」って何歳以上の部でしょう?
優勝者の広田兼敏氏って、日本における組織的なバドミントンを広めた・・
とか、1921年当時横浜YMCAの体育主事で、米国YMCAのスネード氏からバドミントン用具一式を譲り受け・・などと「日本におけるバドミントンの歴史」にたびたび登場する人で、調べたら1899(明治32)年札幌生まれ~1981年没とありました。
1950年のこの大会当時は51歳ですね。50歳以上の部かな。
日本バドミントン協会設立は1946年
石川県バドミントン協会設立は1948年
「ラケットショップ元町」の
ラケットカバー
小島一平氏の店?
世界初のナイロンシャトル
「carlton pro sport K」
1940年代末
羽立工業株式会社とナイロンシャトルの特許について裁判となる
陸鳥球
平塚市 旧梅屋デパートの包み紙
陸鳥球はニワトリの羽根です。シャトル・コック(=雄鶏からきているのですね)
水鳥球はガチョウやアヒルの羽根です。
陸鳥球は羽根の反りが大きく、回転しながら飛んでいたそうです。
ハタチ(羽立工業)の陸鳥球
フジエムの陸鳥球
サンバタの陸鳥球
ヨネックスの陸鳥球
KNOW THE GAMES
イギリスバドミントン協会発行 1954年
The Service
Round-the-head Smash
Dealing with a Wide Short Service
The Back Hand Clear
図解バドミントン 不昧堂
1956年(昭和31年)発行
昭和30年代前期はフレームもシャフトもウッドのラケットが主流でした。
ラケットの重さは130gもあり、図のように担ぎあげて構えたようです。
その頃のルールで面白そうなものを拾ってみました。
サーブの空振りはフォルトではなくてレットでした。
サービスのネットインはレットとなりやり直し。
そして究極は、フレームショットがフォルトとされていたという…。
昭和44年5月10日発行
「最新バドミントン教室」
おもしろ練習法
おもしろ練習法 パート2
歌に合わせてフットワーク
とても珍しい、ヨネックス スポーッ時代の教則8mmフィルム(20分)
「ビューティフル バドミントン」基礎編 出演・相沢マチ子
相沢マチ子 (1950.2.28~)
新潟星陵学園高等学校
1970.12 ヨネヤマラケット入社
1973.11 ヨネヤマラケット→ヨネックススポーッに社名変更
全英オープンダブルス優勝3回、全日本総合ダブルス優勝5回(パートナーは竹中悦子)
その後、ヨネックス初のプロに転向
(上の8mmフィルムは、このころに撮影したものと思われる)
1977.10 銭谷欽治氏との結婚後、引退
1978.2~ 河崎ラケットに移籍(プロ)
現在、ゴルフのプロに転向し、各種指導にあたる
米山稔は、1957年より、サンバタラケットの下請けでバドミントンラケットを製作を開始した。翌1958年には米山製作所を設立し、このころより低価格品以外に中級品の生産を手掛けるようになった。
○サンバタ(米山製作所)木製ラケット/カワサキ木製ラケット
1958年~1961年ごろ
いわゆる「中級品」の生産を手掛けるようになったころのモデルである。
「米山製作所」時代は1958(昭和33)年~1967(昭和42)年だが、親会社のサンバタは1961年に倒産しているので、1958(昭和33)年~1961(昭和36)年ごろのモデルと考えられる。
メーカーのロゴは手書き風
カワサキ製
こちらのロゴも手書き風
「選手用」のアルミプレートが付き、競技用ラケットであることがわかる。
親会社サンバタの倒産により、ヨネヤマブランドのバドミントンラケットの製造・販売を開始する。
○米山製作所 No.2000 キングダイア
1962年~
(株)ヨネックス 社の沿革によると、
『1962(昭和37)年
バドミントンラケットの原点と言われるNo.1000、2000を発売。
当時の関東大学リーグで、初優勝した中央大学が使用したラケットにちなみ、その活躍が「茶色の旋風」と呼ばれ、使用ラケットであるNo.2000が時代をリードすることに』
とある。
ヨネヤマ製フィクチャー(プレス)
バネ式タイプ
○米山製作所 No.3000 カレッジエイト
1963年~1966年ごろ
1962(昭和37)年にNo.1000とNo.2000を発売しているので、
このNo.3000は、それ以降の1963(昭和38)年~1966(昭和41)年のものである。
※1967(昭和42)年には、米山製作所→ヨネヤマラケットに社名を変更している。
ヨネヤマ製フィクチャー(プレス)
ネジ式タイプ
○米山製作所 No.5000 ファイブエース
1963年~1966年ごろ
8.ヨネックススポーツまたはヨネックス B-400 スキル
このロゴ(旧ロゴ)の使用は1979年ごろ~1998年3月ごろ
「ヨネックススポーツ」時代は、1974年~1982年(昭和49年~57年)
9.ヨネックススポーツ B-500 チャレンジ
10.ヨネックススポーツまたはヨネックス B-600 プロウェス 青
1979年ごろ~1998年3月ごろ
11.ヨネックススポーツ B-600 プロウェス 白
「YONEX」で「yyロゴ」の使用期間は、1974年ごろ~1978年ごろ
12.ヨネックススポーツまたはヨネックス B-700 ラッキーセブン
1979年ごろ~1998年3月ごろ
ラッキーセブンのデッドストック品
13.ヨネックススポーツ B-800 スリーエイト
14.ヨネックススポーツ B-900 スリーエース
15.ヨネックススポーツ B-1000 クイーンハート
16.ヨネックススポーツ B-2000 キングダイヤ
17.ヨネックススポーツ B-3000 カレッヂエイト
18.ヨネックススポーツ B-4000 カレッヂエイト デラックス
19.ヨネックススポーツ B-5000 ファイブエース
1974年~1978年
20.ヨネックススポーツ B-6000 ファイブエース デラックス
1974年~1978年
21.ヨネックススポーツ B-6500 トップエース
22.ヨネックススポーツ B-9000 ハイステンレス
1974年~1978年
23.ヨネックススポーツ B-9100 スリムステンレス
1974年~1978年
24.ヨネックススポーツ B-9300 カーボネックス3
1974年~1978年
バドミントンマガジン 1981年4月号の記事より
バドミントン界 1970年3月号
バドミントン界
1970年9月号
B-750 アルミナ7.5
B-850 アルミナ8.5(画像無し)
B-3500 名称不明
B-4500 アルミナスプライト
リム・スイ・キン
B-5300 アルミナ53(画像無し)
B-5400 アルミナ54
B-5500 アルミナ55
赤色バージョン
B-7000 アルミナエース
1974年~1978年
No.8000 アルミナハイパワー(ヨネヤマラケット)
1971年~1973年ごろ
B-8000 アルミナハイパワー(ヨネックススポーツ)
B-8000 アルミナハイパワー(ヨネックススポーツまたはヨネックス)
B-8100 ブラッケン
ブラッキー
BH-8100 ブラッケンⅡ
ブラッキー
B-8200 ニュープリンス(画像無し)
通称ホワッキー
B-8300 カーボネックス7
1974年~1978年
当時の「y」マークのステンシルが残る貴重なラケット
カーボネックス3、7発売当時のカタログより
「日本初のことーこのラケットにはRとXの表示があります。
Rはレギュラーでスナップ打法用。Xはエキスパートでフルスイング用です」
B-8500R カーボネックス8
「R」だからスナップ打法用
このあたりからラケットは100gを切る時代へ~
L・・・Light
SL・・・Super Light
U・・・Ultra Light 95g~100g
2U・・・90g~94g
3U・・・85g~89g
4U・・・80g~84g
5U・・・75g~79g
6U・・・70g~74g
ヨネックスカタログ 1981年 を入手。
カーボネックス8
B-8500
9800円
フルカーボンロングシャフト
特殊アルミ合金フレーム
カーボネックス7
B-8300
9100円
カーボンロングシャフト
(カーボンコーテッド)
特殊アルミ合金フレーム
カーボネックス3
B-9300
8900円
カーボンテーパーシャフト
ウッドフレーム
スリムステンレス
B-9100
6900円
スリムステンレスロングシャフト
ウッドフレーム
ファイブエースDX
B-6000
6000円
スチールロングテーパーシャフト
ウッドフレーム
ブラッキー
B-8100
7200円
スリムステンレスロングシャフト
特殊アルミ合金フレーム
アルミナハイパワー
B-8000
6700円
アルミロングテーパーシャフト
特殊アルミ合金フレーム
アルミナエース
B-7000
6700円
スリムスチールロングシャフト
特殊アルミ合金フレーム
B-5500 アルミナ55 5600円
B-5400 アルミナ54 5600円
B-5300 アルミナ53 5600円
B-5000 ファイブエース 5500円
B-4000 カレッヂエイトDX 5100円
B-3000 カレッヂエイト 4500円
B-2000 キングダイヤ 3800円
B-1000 クイーンハート 3400円
B-950 アルミナ9.5 3700円
B-850 アルミナ8.5 3300円
B-750 アルミナ7.5 2900円
B-900 スリーエース 3500円
B-800 スリーエイト 3100円
B-700 ラッキーセブン 2400円
B-600 プロウェス 1800円
B-500 チャレンジ 1600円
B-400 スキル 1100円
フジエム・ボックスセット(オールウッド)
フジエム/ボックスセット
河崎ラケット工業/ボックスセット
お年玉付き年賀はがきの景品(3等賞/1972年)
1972年(昭和42年)のお年玉付き年賀はがきの景品
1等 カセットテープレコーダー 2446台交付(仕入れ単価21700円)
2等 浄水器 12174台交付(仕入れ単価4290円)
3等 バドミントンセット 108241セット交付(仕入れ単価495円)
4等 グリーティングカードと封筒セット
5等 年賀切手
ボックスセット/ヨネヤマラケット
1973年
青と緑のコーポレートカラー導入は1973年からで、
ヨネヤマラケット(YONEYAMA)→ヨネックススポーツ(YONEX)へ社名変更は1974年。
したがって、
「YONEYAMA」「yyマーク」「青と緑のカラー」の三拍子が揃った時代は1973年のみ。
ボックスセット/ヨネヤマラケット
上のセットと内容はほぼ同じだが、大丸デパートバージョン。
ロゴマークはさらに古いので、1967年~1972年ごろのものと思われる。
ところで昔、「ダイマルラケット」という漫才コンビがいたが・・・。